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俳優キアヌ・リーブスが5月下旬、米ニューヨークの公園のベンチでランチをとる姿が
パパラッチされたが、その表情があまりにも悲しげだとインターネット上で話題となり、
リーブスを励ますキャンペーンが立ち上がった。
米タイム誌ウェブ版によれば、リーブスのベンチ写真はさまざまなゴシップサイトや
ブログに掲載され、ソーシャル・ニュースサイトReddit.comにはリーブスを心配する
20万件以上のコメントが寄せられた。SadKeanu.comというサイトは、今回のリーブスの
写真を切り抜いて映画「フォレスト・ガンプ 一期一会」の主人公と一緒に座らせたり、
周りにネコを集めたり、リーブスのさみしさを紛らわすユニークな加工を施した画像を
多数掲載している。
SNSのFacebookには、「6月15日はキアヌを励ます日」というキャンペーンページが
作られた。発起人のダニエル・マーフィ氏(21)は、「彼(リーブス)が実際に悲嘆に
暮れているとは思わない。彼はサンドイッチを食べていただけで、もちろん落ち込んで
いるわけではない。キアヌを励ます日キャンペーンは、そのこととは関係なく、僕らが
どれだけ彼のことを思っているかを表現したかった」と語る。この呼びかけに1万4000人の
ユーザーが賛同、リーブスへ激励のメッセージを書き込んでいる。
通常、セレブリティはインターネット上で揶揄(やゆ)される対象だが、リーブスの
キャンペーンはファンの深い愛情によって広がっている点が特徴だ。ファンは、白血病で
闘病中の妹を持つリーブスのために、ガン研究への寄付や骨髄の提供、リーブスの名前を
冠したチャリティウォークを計画している。
盛り上がりを見せるリーブスのキャンペーンについて、リーブスの広報は本人の参加は
否定しながらも、「キアヌ・リーブスは彼の幸せを心配しているファンのみなさんに
感謝し、何も問題ないことをお伝えします」と語っている。
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