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元ブラジル代表FWペレ氏(69)は14日、アルゼンチンのマラドーナ監督(49)を「金のために
監督になった」と批判した。監督としてW杯初勝利を挙げた12日のナイジェリア戦後の会見で
「南アフリカでW杯が開催されることに懐疑的だった」と暴露されたことに応戦。「もっと私に敬意を
払うべき」とぶった切った。かねてから不仲で知られる“王様”と“神の子”の舌戦は収まる気配がない。
マラドーナ監督の唐突な先制攻撃に、ペレ氏がキレた。「彼が代表監督を引き受けたのは、
金と仕事を必要としていて、再び世間の注目を集めたいと思っていただけだ。監督にしたのは
大間違いだ」。W杯期間中に手腕以外のことを批判するのは異例のことだ。
恨みつらみは続く。「05年にマラドーナが自分のテレビ番組を始めた時、頼み込まれてわざわざ
アルゼンチンまで行った。金に困っていることを知って、CMの仕事を回してやろうとしたこともある」と
情けをかけた過去を暴露。「私にもっと敬意を払うべきだ」と怒りに震えた。
舌戦の発端は、アルゼンチンが1―0で勝ったナイジェリア戦のマラドーナ監督の会見。
試合に関係がないのにペレ氏に関して「かつて背番号10をつけてプレーしていた人は、
1月にアンゴラでトーゴ選手団一行がテロリストに襲われた際、『南アフリカでW杯を開催するのは
とても無理だろう』と話していた」と明かしたのだ。
ペレ氏はW杯に58、62、66、70年と4回出場し、14試合で12得点。3回優勝の原動力となった。
しかし、監督業は「大変な仕事」と破格の報酬でも引き受けなかった。反対に、就任要請に
飛びついたマラドーナ監督には批判的。就任時に「彼の成功を祈る。ただし、偉大な選手が
偉大な監督になった例はほとんどない。その逆はたくさんある」とコメント。南米予選で苦戦した際は
「経験不足を忘れて監督になった対価を払っている」と容赦なかった。
ブラジルを代表する英雄が、アルゼンチンのヒーローを「彼は私のことが好きだから、こんなに
言及するんだろう」と皮肉るのは、愛情の裏返しなのか。“場外乱闘”はまだまだ続きそうだ。
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