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アルゼンチンのマラドーナ監督は灰色のスーツ姿で登場。
試合前は落ち着いた様子でベンチに腰掛け、テレビカメラに笑顔をサービスする余裕も。ただ、試合が始まると、
チャンスを逃して頭を抱えたり、跳びはねたり、叫び声を上げたり。先制ゴールの瞬間、腕組みをしていた
指揮官は歓喜のベンチを振り返り、両手の人さし指を突き立てて喜びを表した。
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珍しくスーツを身にまとった“神の子”マラドーナ監督が、「見たか」と言わんばかりに両手の人さし指を立てて
ベンチを振り返った。前半６分、自らが代表に復帰させたベロンの右足が、先制点をアシスト。監督経験の
なさで手腕を不安視されてきたが、自分の「目」が確かなことを証明した形。ともすれば公私ともに選手より
目立ってしまいがちなマラドーナ監督のＷ杯初陣。その歓喜の表現は、やはり選手以上だった。
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