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市場は円高進行の見方 菅新首相の財政再建に期待高まる
2010年6月5日2時14分
菅直人新首相の誕生を受けて、金融市場では、円安が進むことへの期待が膨らんでいる。
ギリシャ危機をきっかけに、菅氏が訴えてきた財政再建にも注目が集まる。ただ、新政権を
取り巻く環境の厳しさに変わりはない。どんな政策をどう実行するのか、に関心が寄せられている。
市場や経済界が期待を寄せるのが「円安」だ。
2008年秋のリーマン・ショック後、米欧の中央銀行は相次いで政策金利を引き下げた。
ドルやユーロの「切り下げ競争」の様相も呈する中で、日本は円高圧力にさらされてきた。
円高は輸出産業にとっては厳しく、輸入品の値下がりを通じてデフレ圧力にもなる。
菅氏は財務相時代、望ましいとする円相場の水準に言及するなど積極的に口先介入。
円安による輸出企業への好影響に期待する「円安誘導論者」との評価が定着している。
だが、外国為替相場は欧米の主要中央銀行の金融政策に影響される。相場に介入しようにも
「市場の規模が大きくなっており、力ずくでは誘導できない」(日本の金融当局幹部)。
「国際協調の面から、あからさまな円安容認発言を続けるのは、はばかられる」
(みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミスト)との見方もある。
■株高へ楽観的観測も
市場にはなお、欧州経済の先行きへの不安も根強く、円は4日の対ユーロ相場では
3日ぶりに上昇した。
エコノミストらの多くは、年末にかけて円安が進み、株価が上がっていくという楽観的なシナリオを描く。
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