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宮崎あおいが演出家をクビに!「あの人とはやっていけない」
大ヒット中の大河ドラマ「篤姫」で史上最年少ヒロインを演じている女優の宮崎あおい(22)が、
撮影中の大河ドラマの“演出家をクビにした”という。高視聴率を記録している同ドラマだが、
舞台裏では「あの人とはやっていけない」と宮崎が抗議。撮影真っ只中に演出家が飛ばされる
という異例の事態が起こっていた。今回移動になったのは「篤姫」演出担当のHさん。7
月に関係子会社であるNHKエンタープライズに移動になった。スタッフから見ると
“クビ同然”なのは一目瞭然。Hさんは94年にNHKに入局した中堅のディレクター。
ヒット作は多く、「篤姫」ではタイトルバックの演出まで担当していた実力派。
「発端は、宮崎さんが“こういう撮り方をされるとテンションが下がる”と、
プロデューサーに抗議したことです」と、あるドラマスタッフは打ち明け、こう続けてくれた。
「Hさんは4人いる『篤姫』担当の演出家のひとりなのですが、ふつう10カットくらいで
終わるシーンを40カットぐらい撮る人。熱心といえば熱心なんですが、それだけのカットを
撮るには時間も通常の収録の4倍以上もかかります。演出家からすれば、たくさんの
カットを撮ることでいろいろ編集できるというメリットもありますが、役者さんは、
どれがホントに必要なカットかは、なかなかわからず、困惑してるんですよ」
スタジオでは3台ものカメラがいろいろな角度がから演技や表情を常に追っているという。
だから、どのカメラが狙っているかもわからないまま、何度も同じ演技をさせられることがしばしば。
そんなときに、宮崎の不満が爆発した。「どこを撮っているのかわからない!」
「さっき撮ったのは使わないの?」そう宮崎は直接、Hさんに抗議したという。
「決定的だったのは、宮崎さんが“あの人は演出がわかっていない。
あの人とはやっていけない”と、いい始めたからです。ここで宮崎さんのテンションが
下がっては一大事と、周囲のスタッフも右往左往。主役の宮崎なくしてドラマは成立しないわけですから。
つまるところ“私とアノ人のどっちを取るの!”ということでしょう」(前出・テレビ局関係者)
(週刊女性8/19・8/26合併号)