【2008年大河ドラマ】 篤姫Part39at NHKDRAMA
【2008年大河ドラマ】 篤姫Part39 - 暇つぶし2ch48:日曜8時の名無しさん
08/03/31 22:24:14.50 veMBChLj
>>47続き
水戸斉昭について、私見で言えば政治思想以前のレベルで考えた方がしっくりいく。強いて言えば③。
藩政改革、御三家としての幕政提言の志半ばで水戸藩保守派と結び付いた幕府により藩主を隠居させられ、
今度は将軍の実父たる国父として幕府の頂点に立とうとしていた、
後に松平慶永が一橋慶喜擁立工作を「水戸老公の私心に乗せられた」と述懐したのが近いのではないかと。

それと言うのも、斉昭自身過激に見えても海防に関してはひとかどの学識の持ち主、
一説には本来開国論者とすら言われ、いくら耄碌して見えても本気で日米戦争を考える程馬鹿ではない筈。
最後の方では水戸藩勅諚返納派→天狗党が、信奉している筈の斉昭の意すら超えて暴走していた。
その意味では、差別的で威勢のいいアジテーションで外に敵を作り人心を引き付け、
弱腰を吊し上げながら権力を奪取しようと言うやり方は現代のレイシストに近いものがある。

後に「誠忠組」と言われる、西郷を首領とする斉彬支持の下士集団はほとんど攘夷テロリスト集団。
斉彬死後国父となった久光の懐に入り両者の板挟みとなった大久保や、
逆に英君斉彬へのリスペクト、凡庸とする久光との比較を隠そうともせずブチギレた久光に
島流しにされ身動きとれなかった西郷辺りが例外で
そのほとんどが斉彬死後桜田門外の変で命を落としたり
攘夷テロで一斉蜂起する直前に文字通り久光(配下)にまとめて叩き斬られているぐらいだから、
その意味ではどこが超絶国際人島津斉彬の信奉者なのかと…

まあ、西郷がお庭番として斉彬の命で動いていたのは確かでも、それは身軽な政界工作要員としてであり、
上も下も知識層も特に西郷が関わる一橋派が攘夷論で占められている中、
進み過ぎている斉彬自らが雲の上から遙か下の西郷にとっくりと国際論を語るのは難しかったかと。


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