08/04/29 02:55:42.87 5LsyLRfV
ちょっと毛色を変えたところで
「外為市場血風録」小口幸伸、集英社新書 (2003/1)
過去の通貨危機の時の状況や、ディーリングルームの雰囲気が良く分かる。
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自分のことよりも相手や組織を思いやる人だった。
人間としては素晴らしい、魅力的な人だった
それゆえにディーラーとしてはもっとも適していない人だったと思う。
※多額の損を出しDKBを追われたディラーについて、p104
リスクをとること(リスクテイク)だけ勧めて、
リスク管理(リスクマネージメント)について十分説明しない。
(中略)まるでギャンブルだ。(中略)
最初の頃は儲かっても、通算して損を出し、必ず個人は市場から離れる。
LTCM救済のためNY連銀総裁が仲介、
欧米金融機関14行からの出資をまとめた。(中略)
米投資銀行ベアスターンズのように連銀の依頼を断ったところもあったが(193)
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ご本人も一瞬で4500万円の損を出して、
机の上のガラスの灰皿を叩き割って、家に帰ってしまったことも。
しかもディーリングの責任者なのに‥‥