08/03/18 01:43:30.60 g9kXWUyf
構造的に仕方がないもの
当たり前の話だけど通貨も売りたい人と買いたい人がいてこそ売買が成り立つ
でも何かしら材料が出たとき(顕著な例は指標発表など)売り買いの流れが一方通行になったり
することで流動性が低下すると、当然売り買いがスムーズに行かない
そこでオーダーされた注文で瞬時に売り買い成立できないと(カバー先などの)銀行が判断した時、
銀行側の損失を防ぐためスプレッドを大きく取っておく
そこで流動性だけど、指標発表時以外でも、大きなテロや事故、または経済危機や金融危機の
時にも一つ一つの事象で同じ方向に一気に値が動きやすい(流動性が低下している)状態に
陥るときがある
そういうときにも銀行はスプレッドをある程度大きく取っておくことで損失を防いでいる
流動性の低下によるスプレッドの話では98年8月のロシア危機の話が有名
このときドル円は一週間で27円強急落したが、そのとき銀行は全く値を付けることが出来ず、
注文はほとんど通らず、スプレッドは100を超えていた
今は当時よりも格段に流動性が上がっているのでロシア危機のような状況は起きにくいと
考えられているが、それでも流動性が低下するとスプレッドは広くなる
むしろグリーンスパン前議長が戦後最悪と指摘するほどの米金融危機でもたった2~3pipの
スプレッド拡大できちんと注文が通ることが当時からしたら奇跡に近いかも知れない