08/02/02 00:17:32.85 gLfNnOz6
>>492
>移動平均線がクロスするとなんで買いだったり売りだったり
移動平均クロスは
「短期の移動平均線の傾きによって示されるトレンド(価格がある方向へ動く割合)が
一時的に減速したが、再び加速しだした」
ことを意味するから。
短期のトレンドが「減速→加速(あるいは加速→減速)に移った」と判断するための閾値として、
単に「傾きがプラスかマイナスか」「±50pips/dayより大きいか」といった固定値なども考えられるが、
ここでその閾値に“長期の移動平均線”を使っているのが移動平均線クロスの特徴。
例えば、長期の移動平均線が上向きである場合、短期と長期のGCは往々にして
「上昇トレンドにおける押し目形成から再び上昇しだした」ことを、
逆に長期の移動平均線が下向きである場合、短期と長期のDCは往々にして
「下降トレンドにおける戻り局面から再び下降しだした」ことを意味するため、
“移動平均線のGCは買い、DCは売り”という使い方が成立する。
(そういう意味では、移動平均線クロスを使う際は、最低でも
「長期の移動平均線の傾き」は意識しておく必要があり、
その長期の移動平均線の傾きを判定するために、さらに長期の移動平均線を用いると
いわゆる「移動平均線の3本クロス手法」になるのではないかと思われる)
で、移動平均線では、単に
「短期の移動平均線が長期の移動平均線より上にあるか下にあるか」
だけを見ているが、そこで
「短期と長期の移動平均線はどれくらい離れているか」
に着目し、その時間推移を追うことで“トレンドが変化する速度”を把握するようにしたものがMACD、
さらにそのMACDの移動平均を取って、生のMACD値とのクロス(いわゆるMACDのGC・DC)を取ることで
“トレンドが変化する加速度”を把握するようにしたものがMACDヒストグラムということになる。
ただし、移動平均線クロスで長期トレンドの中の押し目や戻りをうまく捕まえるには、
短期と長期のパラメータの組み合わせが重要で、
さらにどんな組み合わせであっても、上で書いた「相場の非周期性」のせいで
“その組み合わせが機能しない局面”が来ることは避けられないので、
単純に移動平均線クロスやMACDだけで勝てるかというと、それはなかなか難しい。
どこかでサイクル的な概念を持ち込む必要があるかもしれない。