07/04/12 23:44:42.74 MjOE12EE
-- ニートやフリーターの若者たちの中には「どうせ無理だ」とか「学歴がないから」などと、
最初から“負け組”意識が強いケースも見られます。
それは“負け組”でいる方がラクだからでしょう。
“勝ち組”に行こうと思えば、それなりに努力をしなければならない。
もちろん、負け組にいることで悩んでいる人もいると思いますが、
「勝つために苦労するよりは負けている方がいい」と思う人が増えているのではないか。
先ほども言ったように、経済的(物質的)にも文化的にもそれなりの生活ができるわけですからね。
-- 日本の社会の構造的な変化も影響していますね。
昔は、「田舎で農業をやっているよりも、都会へ出て工場勤め(ブルーカラー)をした方がいい」、
ブルーカラーの家庭に育った子供は「ホワイトカラーになりたい」と素直に思える
(階層上昇志向が高い)社会だったのです。
実際、そうすれば収入も上がった。でも現在は、企業側がブルーカラーの職自体をどんどんなくしている。
ホワイトカラーの仕事だって、昔のような夢(出世や収入増)は描きにくくなっているでしょう。
子供は、父親の姿を見ていますからね。通勤地獄や家庭での父親の権威のなさを見ていれば、
いやにもなるでしょう。つまり、努力をしてホワイトカラーの正社員になったところで、
生活にはそれほど差がない。それならば自由で束縛を受けず、自分らしく生きた方がいい、と思うわけですね。