07/09/14 19:05:04.03 OEQVPjAs
木曜日もう一つ見たのが、49話シーンNo.25。
於琴姫のいる積翠寺にやってきた三条。
頭を下げて出迎える於琴姫。
三条「於琴さん、子を宿しておるのう」
於琴姫「はい、もう三人目にございまする」
三条「楽にしなさい。武田の子を産む大事な身じゃ。
苦しゅうしてはいかん。頭など下げんでもよい」
於琴姫「はい。ありがたき御言葉、いたみいりまする」
於琴姫が頭を上げると、三条はニッコリしている。
三条「今日はそなたと話がしたくて、ここへ参った。そこへ掛けてもいいか」
於琴姫「はい」
空を眺める三条。
三条「よい雲じゃ。よい雲が流れていく。あのようになりたいな」
於琴姫「いずこかへ参られたいのでございますか」
三条「そうじゃなあ。風が吹いたら、そのまま流れていくほかあるまい。それが雲の定めじゃ。
されど御屋形様は、あの山本勘助がその風をおこすことを定めとしているようじゃな」
川中島の決戦が始まっているとは思えない、ゆったりしたシーンです。