07/08/25 17:37:01.86 erBy2ne7
金曜分の残りです。
42話シーンNo.8
勘助の家、というか太吉一家が住んでいる家。
井戸のそばで、リツと太吉夫婦が話している。
リツ「勘助殿はお出かけになられたのですか?」
おくま「へえ。今朝ほどから見えぬように」リツ「いずこに行かれたのですか?」
おくま「(太吉に)本当に何か聞いてないだか」
太吉「何も思いあたらないでごいす」
リツ「勘助殿は諏訪の姫様が亡くなって、まだ悲しみが癒えぬのでしょうか」
太吉&おくま「(同時に)思い悩んでおられました」
リツ「まさか後を追われたとか…」
太吉「いやいや、そげにヤワな旦那様ではないでごいす」
リツ「私もそう思います」
44話シーンNo.26
酒は断てなかったのでしょうか。勘助は縁側で月を見ながら飲んでます。
勘助「リツ、留守中変わりないか?」
リツ「何も。あっ、変わったことと申せば、
於琴姫のところへ、度々若いお坊様が参りまする」
勘助「坊主? そなた、於琴姫様のところに通っているのか」
リツ「毎日ヒマですから。お若いのにたいそう物知りで、
お退屈な於琴姫に物語を読み聞かしてくださり、私も楽しみでございます」
勘助「御屋形様も通うておるのか」
リツ「明日あたりお目にかかれるやもしれませぬ」
「さっ」と酒をすすめるリツ。
リツ「甲斐も今は平穏でございますね」
勘助「越後に景虎がおらぬからのう。和睦も保たれておる…」
この若いお坊様はやはりあの人なのでしょうか。