07/05/10 02:46:22.36 G0Kg+D4T
今日のFOMCは注目だ。
バーナンキが市場の好かれ者になるか嫌われ者になるか。
FRBには昔、ボルカーという史上最強のインフレファイターがいた。
バーナンキはボルカーと同じ道を歩む可能性がある。
現在、米国が低水準で資金調達をできているのはボルカーのおかげだ。
ボルカーが徹底的に将来のインフレを殺したから長期金利は低水準で安定していられるのだ。
長期金利の安定無しには高水準の生産性も手に入れることはできなかった。
これから、しばらく世界の中央銀行は中長期インフレ圧力と厳しい戦いを繰り広げることになる。
今後、新興国が世界にインフレを輸出するだろう。
今まで低インフレに貢献してきた経済のグローバル化が今後はインフレ圧力に変わってしまう。
もし今、FRBが市場を喜ばせるような舵取りをすれば、中長期的に米国は慢性的なインフレ体質になり高い調達コストを強いられるかもしれない。
そうなると安定成長や生産性は大きく損なわれる。
バーナンキは景気よりインフレを優先しているような感じがする。徹底的に中長期インフレ圧力の芽を潰しに行くだろう。
結果的にそれが将来の米国経済に低水準で安定的な金利環境をもたらす。
私の見通しでは今年いっぱい据え置いて来年春に利上げ。FRBの次の一手は利上げだと思っている。