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米リーマン:キャリー取引は低リスク-円とスイス・フランは「売り」
2月23日(ブルームバーグ):米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスは、低金利国の通貨で資金調達して高金利国資
産に投資する「キャリー取引」で円やスイス・フランを利用することについて、当面リスクはないとの見方を示した。さらに、
フランと円に対して豪ドルやカナダ・ドル、ニュージーランド(NZ)・ドル、スウェーデン・クローナを買うよう提案した。
22日付の調査リポートによると、リーマンの分析モデルでは、円キャリー取引の巻き戻しが生じる「確率は極めて低い」ことが示された。
このモデルは 2001年以降の期間のうち72%は正確だったという。
リーマン・ブラザーズのシニア通貨ストラテジスト、デービッド・モジナ氏はインタビューで、
「短期的には、キャリー取引を引き続き促す状況だ」と述べ、「低金利国通貨と高金利国通貨の借り入れコストの差は、妙味が大きい」と語った。
円は今年、主要16通貨のうちスウェーデン・クローナを除く15通貨に対して下落している。円はNZドルに対し
て過去3カ月に8.5%下落した。NZドルは円に対して約10年ぶりの高値である1NZドル=85円70銭付近で推移し
ている。スイス・フランはNZドルに対して過去3カ月で5.6%下落。対豪ドルでは2.6%値下がりした。政策金利は、
日本が0.5%、スイスが2%に対し、NZは7.25%、豪は6.5%。
リーマンの外国為替グローバル責任者、ジム・マコーミック氏は、「当面のイベントや経済指標の予定には、大きな
脅威になりそうなものはほとんどない」と指摘した。
今思えば、これはリーマンの陰謀だったのかもしれない。