07/03/02 21:46:11.08 LZ+21ueg
円巻き戻しの背景はおそらく来週5日から始まる全国人民代表大会への不透明感だろう。
そこでバブル潰しの過度な金融引締め策を発表するのではないかとの思惑だ。
しかし自国経済への影響をびびって人民元も切上げられない国がそんなことできるだろうか?
緩やかな金融引締めに移行していくことは間違いないと考えているが
結局は来週以降、行き過ぎの修正が始まって株式市場は急速に戻すだろう。
それにともなって今週の円高もある程度まで修正されるだろう。
ここは冷静になるべき。あまりこの円高を深追いしたくない。
世界はまだリスクを求めている。リスクマネーが収縮することはありえない。
最大の根拠は実質金利だ。世界の実質金利は低すぎる。流動性を失うことは考えられない。
今夜、強気に買い向かうのは控えるべきだがユーロ円は買い場探しだ。
来週前半には底打ちするだろう。ユーロ円の上昇トレンドはまだ続く。
価格を買うべきではない。ユーロの将来を買うのだ。
今年は世界に過剰流動性を供給している中国と日本が同時引締めを実行する。
即効性は無いだろうが間違いなく後々効いてくる。その前兆が見えてきたときがいよいよ本格的なキャリートレード崩壊だ。
そうなればユーロ円からも逃げる。
物差しとして私は日本を含めた世界の経常収支を注視している。>>28にも書いたが常赤字が減少し始めたら注意だ。
世界が負債(不均衡)に耐えれなくなり赤字が減少すると日本の黒字も減少する。この経常収支のフローは為替にも円高として反映される。
今朝、豪州の経常赤字が発表されたが、赤字は拡大傾向だ。
経済も比較的好調で不均衡に十分耐えている。この状況では不均衡の調整が始まる可能性は低い。
投資はギャンブルだ。これは疑いの余地が無い。
そして勝算のあるギャンブルに持っていくためにファンダメンタルズとリスク管理を駆使するのだ。