07/03/06 13:26:56.82 Dc+lbp+Q
326 :大物@瀕死 ◆TwJker8gy2 :2007/03/06(火) 13:18:40.99 ID:kJI9aifg
為替相場のメカニズムはまだ解明されていない。
為替相場のメカニズムはまだ研究の余地があるし現に進行形で研究されている。
資本収支赤字=経常収支黒字
資本収支黒字=経常収支赤字
が成り立つ。
経常収支は主に貿易収支、所得収支
資本収支は主に直接投資、証券投資、金融貸借
金融貸借というのは所謂、投機目的やヘッジ絡みの為替取引。我々の売買もこの部分に入る。
だから日本が貿易黒字国だからずっと円高になるということはおかしいし、
金利差があるからキャリートレードでずっと円安になるというのもおかしい。
為替が何を根拠に、そして何で乱高下するのかはっきりと解明されていない。
株なら経済成長率など明確な物差しがあるが為替にはそういう物差しがまだ発見されていない。
ただ確実に言える事は
経常赤字国は国際金融資本市場を通して諸外国から資金を借り入れている。
一方、経常黒字国は国際金融資本市場を通して諸外国に資金を貸し出している。
それゆえに
経常赤字国は常に将来の自国通貨売り諸外国通貨買い圧力が掛かっており底流には自国通貨減価バイアスが働く。
経常黒字国は常に将来の自国通貨買い諸外国通貨売り圧力が掛かっており底流には自国通貨増価バイアスが働く。
つまり私の考えでは経常黒字国の通貨が暴落するということは考えられないのだ。
現在、円の実効レートは大幅下落しているがいずれ落ちた分は全値戻しすると思っている。
円を甘く見るべきではない。
しかし、これも一つの論に過ぎない。為替相場の実体は誰も分かっていない。
あまりキャリートレードで大幅円安なんて煽りに流されるべきではない。
キャリートレードが続けば本当に円安になるの?答えは「わからない」だ。