09/08/22 07:50:08.96 AJ5XyGLo
>>295
政治的意図なしに事実だけ述べるが、
・自衛隊の災害出動は首相権限ではなく、都道府県知事の要請で出来る。
・地元の自衛隊であれば、都道府県知事の要請すら必要なく出動できる(近傍派遣)。
実際、第36普通科連隊は地震後ただちに活動開始している。
兵庫県知事の自衛隊出動要請が遅れた理由は、これは各所轄の警察署単位で調べて
いた被害情報を、兵庫県警本部の警備部がまとめていたのに連絡を怠り、貝原知事に
まで伝達されなかったことが大きい。例えば兵庫県警東灘署だけでも午前8時に
「死者100名以上、行方不明者数百名」という情報を把握していたのに、兵庫県警警備部
が知事への報告を地震発生後2回しか行わず、午前10時の段階で知事には兵庫県全体
で「死者4名」としか伝わってなかった。
県知事からの派遣要請がなされていない事を知った当時の地元選出衆院議員・高見裕一
(新党さきがけ議員)は、携帯電話によって東京の議員会館にいる秘書を通じ、防衛庁に
緊急要請を行ったけど、東京では「“大げさだ”」「非公式」「未確認情報」との認識しかされて
なかった。
つまり自衛隊内でも現場⇔東京間での情報共有が出来ていなかったんだよ。
阪神大震災は首相個人の問題じゃなく、情報伝達システムの問題。