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やばいことしてやがる怒
地球深部探査船「ちきゅう」、ドリルパイプ脱落
2007年10月22日21時50分
海洋研究開発機構は２２日、紀伊半島沖・熊野灘の海底を掘削中の地球深部探査船「ちきゅう」で、ドリルパイプの下部が脱落するトラブルが起きたと発表した。
回収に３～４日かかるが、全体の計画に大きな影響はないという。ちきゅうは「南海トラフ」の地震発生メカニズムを解明するため、９月からこの海域で掘削をしていた。
脱落は２１日午後２時１５分ごろ、和歌山県新宮市から南東約８０キロ沖の海底（水深２４５３メートル）を、深さ約５３０メートルまで掘った時に発生した。
パイプの先端で断層が原因とみられる崩れが起きてドリルが停止し、強い力がかかってパイプの下部約２００メートルが抜け落ちた。
掘削しながら地層を調べるために放射線源を使っているが、耐圧容器に密封されており、今回のトラブルによる環境への影響はないとしている。