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2009年 8月 3日（月） 午後 10時45分～
ボクシングのWBC世界バンタム級チャンピオン、長谷川穂積（28歳）。2005年4月に王座を獲得し、
7月14日には9度目の防衛に成功、頂点に君臨し続けている。防衛戦の大半は世界ランク1位の
挑戦者を退けるなど、その実力から「バンタム級絶対王者」と呼ばれる。
長谷川のすごさは、今もなお進化を続けていることだ。王者になる前のKO率は20％だったが、
王者になってからは65%に。彼のボクシングは、当初の「負けないボクシング」から「倒すボクシング」へ変ぼうしている。
しかし、長谷川のこれまでの道のりは決して平坦ではなかった。高校時代は家出をし、学校を中退。
ボクシングを始めるも4回戦で勝ち負けを繰り返す凡庸なボクサーだった。そんな時に出会ったのが、
ボクシングの経験がない異色のトレーナー山下正人。山下は長谷川の潜在能力の高さを見抜き、
柔軟な発想のトレーニングでその能力を開花させた。以来続く二人三脚の信頼関係もまた長谷川
の強さの源になっている。番組では、9度目の防衛戦に成功するまでの彼の進化と、「強さ」を求め続ける理由を見つめる。