10/05/15 01:14:33.62 nbXdsbjX
ご報告が遅れてしまいましたが、悩み、考えた末に、引退という答えを出しました。
そもそも私はこの仕事を始めるにあたり、「役者」も生活を支える上でのひとつの「職業」だと考えておりました。しかし仕事をこなしていくにつ
れて、「役者」というのは生活の手段にはならないということに気が付きました。たぶん、人生そのものなのでしょう。当初考えていた人生設計か
らすると、一定の糧を得ることよりも「役者」のみに没入していくこの世界に少しずつ違和を感じ始め、不安にさいなまれるようにもなってしまいました。
もちろん私なりにこの仕事を選んだ以上貫こうと自分に言い聞かせ、努力してきたつもりですが、自分を取り巻く現実の生活に目を向けなければならなくなりました。
その葛藤にあった時、「壁」が邪魔をして前に進みづらくなった時、くじけそうになった時、
常に前原一輝を応援して下さっている方々からたくさんのお手紙などを頂きました。出演した作品の感想、舞台上の私への励ましの数々
、そのお手紙に勇気付けられ、支えられ、なんとか前に進むことが出来ました。
どんな言葉も陳腐になってしまう程感謝でいっぱいです。