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恋の一念ジャンジャカジャンのジャン
安珍と清姫の悲恋伝説が伝わる和歌山県日高川町鐘巻の道成寺で、大蛇の張り子
とともに鈴を振りながら参道を練り歩く「ジャンジャカ踊り」が二十五年ぶりに完全復活
する。二十七日に道成寺で開かれる一年で最大の祭り「会式（えしき）」で披露される
この踊りは、昭和五十六年を最後に途絶えており、清姫の恋心を表現した踊りが祭り
を盛り上げそうだ。
ジャンジャカ踊りは、旅の僧・安珍に恋する清姫が、恋い焦がれるあまり大蛇に変身
して道成寺まで追いかけて焼き殺してしまうという伝説を再現した踊り。「恋の一念
ジャンジャカジャンのジャン」で始まる歌にのせ、鈴を振りながら、長さ約二十メートル
の大蛇の張り子とともに、伝説にも登場する日高川の川岸から境内まで約一キロの
道を練り歩く。
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