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★びわこ競輪 累積赤字10億円超 滋賀県、大津市 土地賃借料で対立
経営不振の大津びわこ競輪事業をめぐり、大津市と滋賀県の間に対立の火種が生じている。
累積赤字が10億円を超える見込みとなったため、市は滋賀県に納める競輪場の県有地賃借料
約2億円の減免や支払い猶予を打診したのに対し、県が拒否する構えを見せているからだ。
互いに財政が逼迫(ひっぱく)する中、市は「もう限界」、県は「経営努力を」とけん制しあっている。
競輪事業は、かつて市と県が月ごとに交代で運営していたが、1989年度以降は市が引き受けて
いる。その代わりに、市は収益の一部と県有地の賃借料を県に支払う契約になっており、本年度は、
賃借料約1億9600万円を納める必要がある。
本年度の競輪事業は全収入の7割以上を稼ぐ特別競輪「高松宮記念杯」の売り上げが予想以上
に落ち込んだ影響で、4億5千万前後の赤字となる見込み。昨年度までの累積赤字が
約6億4000万円あり、市の危機感が強まっている。
(京都新聞 2007年1月2日(火))
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