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★振り込め被害計1200万 上田・松本新たに3件
「息子」「孫」「市職員」装い
息子や孫を装ったり、市役所職員に成りすましたりする不審な電話が県内で相次ぎ、
上田市や松本市で新たに計3件、1200万円余りの振り込め詐欺被害が出たことが15日、
わかった。
県内では前日の14日、息子を装う電話で、上田市で3件計645万円の詐欺被害が判明。
長野市でも市職員のふりをした電話で90万円の被害があったばかり。県警では、それぞれ
同一グループによる犯行とみて捜査する一方、「不審な電話は身近な人や警察に相談を」と
注意を呼びかけている。
上田市で新たに判明した被害者は、79歳と62歳の無職女性2人。79歳女性は14日に
「会社の金を使い込んだので弁償する」などとかけて来た男の電話を孫からと思い込み、
要求通り現金205万円を振り込んだ。その後、さらに要求されて205万円を払ったという。
また、62歳女性も、同様にかかってきた男の電話を息子からと思いこみ、12~13日に
計3回約620万円を指定口座に振り込んだ。最初の男は「おれ」としか名乗らず、いずれも
上司を名乗る別の男が登場。「払えば穏便に済ませる」などと説得するのが特徴だ。
また、同市では、振り込みに来た主婦(59)を不審に思った金融機関の職員が同署に
連絡したため、事件が発覚するなど、14、15日で未遂事件が2件あった。
一方、松本市の被害者は70歳代の男性。同市市民税課によると、男性の自宅に15日
午後1時ごろ、「松本市役所のヒラオカ」と名乗る男から電話があり、長野市で相次いだ
電話と同様、「住民税の還付がある」と言って指示。男性は指示通り金融機関でATMを
操作し、都市銀行口座に約200万円を振り込んだ。振り込み後に市役所に行くよう言われ、
同課を訪ねたが「ヒラオカ」がおらず、被害に気付いたという。
この男性以外にも、同市には問い合わせが7件相次ぎ、いずれも携帯電話で指示を受け
ながらATMを操作するよう求められたという。また、松本税務署にも同様の問い合わせが
19件あったが、いずれも被害はなかった。
(2006年12月16日 読売新聞)
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