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津の一身田中で防犯教室
身近な事例を使ったクイズで、中学生にどんな行動が法に触れるのかを
知ってもらおうと、津署は十二日、津市の一身田中学校で防犯教室
「ファイナルアンサーズ」を開いた。
学校の授業では具体的に犯罪について教える機会が少ないため、
津署が初めて同校に持ちかけた。県内でも珍しい試みという。
署員十人が訪問。一、二年生約三百四十人が対象で、七－十人の
グループごとにクイズ十問を書いた紙を配り、挑戦してもらった。
「小学校の門を乗り越え、倉庫から勝手にボールを出して遊んでいた。
どんな罪になる？」の質問に「窃盗罪」「住居侵入罪」から正解を選ぶ
などの内容。教員や署員の意見を聞ける「ヒント」もあり、生徒たちは
「こんなので罪になるの？」と相談しながら、頭をひねっていた。
解答後に署員が解説し、成績が上位のグループには賞品が贈られた。
一年の男子生徒は「聞いたことのない言葉があってクイズは難しかった。
実際に自分がしそうなこともあったから、気をつけたい」と話していた。
（大島康介）
TITLE:中日新聞
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