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北京在住の日本人が設立した民間非営利団体(NPO)の主催で、
農薬と化学肥料の使用を抑えた「緑色野菜」のシンポジウムに出席した。
中国の野菜というと残留農薬の問題がイメージされがちだが、十数年前から
無公害農業に取り組み始め、国際基準に照らしても厳しいという。
会場は欧米人や中国人が家族連れで参加するなど関心の高さを示した。
ただ緑色野菜の生産量は国内で生産する野菜全体の0・3%。ネックは
価格で中国では「食の安全」に対する理解がまだ低く、コストのかかる
緑色野菜は割高なため消費者に敬遠されるからだ。
一方、牛乳の消費は大幅に伸びているが、ある業界関係者は
「ふたを開けたままでも腐らない牛乳もあり怖くて飲めない」と話す。
食の安全がまだ見えない中国。わが家も百貨店の地下スーパーで
有機野菜を購入する“ぜいたくな”食生活。牛乳はまだ一度も飲んでいない。
(新貝憲弘)
TITLE:中日新聞
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