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ロシア沿海地方 中国人 流入止まらず
人口減少で労働力不足 “逆転”本気で心配
URLリンク(www.hokuriku.chunichi.co.jp)
ロシア極東部の経済危機は人口減少が主因、との指摘がある。沿海地方政府統計局
によると、九月現在の人口は約二百四万人。ソ連崩壊後の軍縮もあり、最近十三年
間で五十万人以上減った。農業などの労働者不足が深刻で、地元の実業家は中国人
の季節労働者を多く雇っている。その人数は年々増え、農業中心地のウスーリスク
市では中国人と結婚する女性が多くなった。
地元エキスパートによると、中国人労働者の存在が沿海地方経済にもたらすメリット
は大きい。しかし、ハバロフスクの二島を共同統治する政府間合意後、危険な兆候も
出ているという。沿海地方保安局の高官も「中国人の意識がかなり変わった」と指摘
する。在住中国人の間では、沿海地方を中国領土とする地図や出版物が出回っている。
拘束された中国人容疑者は「沿海地方には近い将来、われわれしか住まなくなる」と
言ってはばからないという。
ウラジオの中国人市場では、商売人の中国人がロシア人を殴る事件が増えている。国
境付近のグロデコボでは先日、ディスコのトラブルで五十人以上の中国人が地元青年
二十人と乱闘した。ウラジオ極東歴史研究所の専門家は「中国人は最近、ロシアの法
習慣を無視し、わが物顔。いさかいは激しくなる可能性が高い」と強調する。一般市
民は「対策を取らないと、われわれも我慢できなくなる」と話す。沿海地方警察によ
ると、スキンヘッドと呼ばれる過激青年組織が中国人らを狙った犯罪が急増。ウラジオで
は九月、中国や北朝鮮の労働者計五人が殺害されたという。
地方政府高官は「人口を増やす緊急の総合政策が必要。中央政府が解決すべきだ」
と訴え、在住人口の逆転を本気で心配している。