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【うつ病とは】
気分障害の一種であり、抑うつ気分や不安・焦燥、精神活動の低下、食欲低下、不眠などを特徴とする精神疾患である。
うつ病は、従来「こころの病気」とされてきたが、最近の研究では「脳の病気」ととらえ、
うつ病患者の脳内に不足している脳内物質(ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなど)の分泌を促進させる薬物療法などが主流になってきている。
あまり生活に支障をきたさないような軽症例から、自殺企図など生命に関わるような重症例まで存在する。
DSM-IV の診断基準は、2つの主要症状が基本となる。
それは「抑うつ気分(気分の落ち込みや、何をしても晴れない嫌な気分や、空虚感・悲しさなど )」
と「興味・喜びの喪失(以前まで楽しめていたことにも楽しみを見いだせず、感情が麻痺した状態)」である。
この2つの主要症状のいずれかが、うつ病を診断するために必須の症状であるとされている。
さらにこれらの精神症状に加えて「身体的症状」として、食欲、体重、睡眠、身体的活動性の4つの領域で、顕著な減少または増加が生じる。
DSM-IV では、主要症状1つを含む5つの症状が2週間以上持続することが、うつ病診断の条件となっている。