08/05/07 10:49:02 O1FsULgY
続き>>673
こうした相反するメッセージを発することをダプルバインドと
いう。私たちの日常でも、建前と本音、無礼講という名の上下関
係というダプルバインドは数多い。そして私たちは相反するメッ
セージを冷静に割り切りながら対処している。しかし、彼女のよ
うに気づかぬまま二つのメッセージを受け続けると、どう動いて
いいのか分からずジレンマに陥ってしまう。まずは自分の置かれ
た状態に気づき、相手の言葉に振り回されないよう事態を客観的
に見直すことがストレス対処の第一歩となる。
◇ ◆ ◇
日常でも、女性のキャリアが大切と□にしながらも家事を強要
する夫、男性を立てると標榜(ひょうぽう)しつつ強いライバル
意識を抱く女性、子どもには自由な道をと言いながら線路を引く
親など、実際の行動が真逆のパターンとなる場面は少なくない。
人はそうした関係に置かれると、違和感を持ちながらも気づか
ぬまま負担を強いられることになる。対人関係で違和感をもち、
どこか納得できない感じが残るときは相手の言葉をうのみにせず
に客観的な視点で事態を整理してほしい。
(ピースマインド臨床心理士 渋谷英雄)
個人のプライバシーに配慮し、設定や状況は実際とは変えてあ
ります。