08/01/19 19:01:10 Z5guNqVs
続きです。
つまり、
・精神病レベルと神経症レベルの境界(ボーダー)にあるという意味をもつ「境界性人格障害」には、本来、
ボダも自己愛も含まれ、その中で細分したものがボダや自己愛やその他の人格障害。
・ボダも自己愛も、健全な自己愛が育っていないことを原因の一つとするパーソナリティ障害と言え、
自分への強いこだわり、自分に囚われていることへの対処の方法(防衛反応)の現れ方の違いがみられるもの。
・他人の愛や誠意を貪るのは同じで、自分の自己愛を守ってくれる人は味方、そうでなくなったり、少しでも
意に添わなければ(しかも、考えられないような些細なことでも過剰反応する)、激しい怒りや恨みを抱く。
・乱暴に言うと、自己否定や依存、うつ(偽ウツも)もあるのが狭義のボダ。しかし、「どうせ自分なんか」と
言いながら、特別扱いされないとキレたりする。
自己愛の場合は、自分は特別な存在と、誇大自己の妄想がある。しかし、自分の欠点や不完全性の暴露を恐れて
引き籠りになることもあるからややこしい。
・ボダも自己愛も、細かく枠にはめて分類することに労力を費やすよりも、特定の人格障害を理解する上での傾向
程度に把握し、診断名は細かく分けずに「境界性人格障害(ボーダーライン)」とか、単に「人格障害」とすることも多い。
しかも、レセプト上の主病名は、別に一般的な傷病名もつけ、「人格障害」と付記する取扱が一般的であるほどで、
細かな診断は難しい。
ということで、自己愛の人も診断名はボダだったりするので、細かな分類は、あまりうるさく言わず、
マターリ(w)と、被害者同志、語りましょう。