08/01/07 22:43:35 j27QNOLD
【諸注意3】個人と集団の分別および社会性の意味に関する注意事項【人類の常識】
「集団」の概念に問題のあるASが一定数います。マルチタスク能力の欠如に由来しますが、
マルチタスク能力にも個人差があり、「集団」どころか日常生活に支障が出る事もあります。
個人は個人と「信頼」します。信頼すると、互いに「合意」するようになります。
個人は集団に「帰属」します。帰属すると、個人は集団の総意に合意するようになります。
この時、集団の総意のことを「規範」と言います。伝統の作法からにわか新法まで様々です。
実は、人間の人格・感情・感覚・感性に関する規範は、多数派の定型が暗黙裡に制定しています。
実は、合意を破る事と規範を破る事とは、定型の価値観ではどちらも同じ、裏切り行為です。
規範は既に決まっているものだけでなく、日々生活の現場で形成され続けています。
個人が少なくとも3人いれば、規範が芽生えます。集団に個人が増えれば規範も増えます。
ASの個人は、生物として特殊であるだけでなく、精神としても特殊である事が多いので、
他者と合意しにくい局面が平均より多いと思います。これは大変な苦労です。
それどころか、そもそも他者との「差異」に鈍感というミラーニューロン由来の問題もあり、
マルチタスク能力の欠如によって集団の深さを測り切れない事と相俟って、多様な集団の中で
知り合い、付き合い、分かち合い、慰め合い、信じ合うというプロセスを中々踏破できません。
※なお一対一でなら深い付き合いの友人がいる、というASは少なからず居るので誤解なきよう。
しかしほとんどの定型にはそれが出来ます。友人付き合いのような小規模な集団と規範の形成から、
国家や国際連合のような大規模な集団と規範の形成まで、余裕でやってのけます。脳が違う。
集団や規範の概念を自在に処理できる事、これを「社会性」がある、と言います。
百人の友人と仲良くするのも、合意と規範を逆手にとって謀略の限りを尽くすのも、社会性です。
ASが定型社会に合わせるには、何とかしてニセモノの社会性を身に付ける他ないでしょう。