07/10/26 16:59:34 oH9B0Cz5
例えば絵を描くのが好きな子供がいて、それが気に入らない親の元で育てば、絵を描くのをやめなさいと教えられて育つ。
絵を描く事をやめなければその子は生きられないから、絵を描くのをやめる。そしてそのまま大人になる。
もう大人なので自由に絵を描けるけど。いまさら絵を描かないように適応して生きて来た子供は、今までやめてしまってた絵を今更描きたいと思うようになるのかどうかという事。
伸びようとした芽は摘み取られるとそこから先には伸びず別の芽が伸びる。
全ての芽を摘み取ったら何もしようとはしない子供の出来上がり。
その子供は自分のしたい事を自分で否定して生きてきて大人になって自由だからいまさら何をしたいと思うのか疑問。
したい事に大きな邪魔が入ってその邪魔が取れれば、さて続きとは行かない。
子供の頃と違って成長した子供は自由になりたいなんて思ってない。自由になりたかったのは過去の子供。
成長した子供はその環境に適応したその世界でしか生きられないように育てられた子供。
もし今からしたい事があればもうやっているはずだよ。大人なんだから。
それでも過去は消えない。そして過去を求める。
今現在何かを求める訳ではなく過去に親は間違っていたと互いに認めあい、親に強制された生活とは別に自分がしたかった事が本当はあったと、言いたいというのが正直なところ。
あと、虐待された事のある人間は自分の心の求めるままに行動すると親そっくりの性格の人間に何度も心を許すそうだ。
虐待した親元から逃げる人は勇気を出さなくても逃げられるし最初からその気がある、逃げないは人永遠に逃げようともしないし何も欲がない。
例え逃げてもその親と過ごした時間は一生付きまとう。逃げなくても逃げてもそうそう苦しみが変るものでもないから逃げる気がない人は誰かが逃がしてくれるまで永遠にそのまま、自分の殻に閉じこもってるから誰かなんて現れる事はないのだけれど。