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動物の学習行動から発達した行動療法や、その新流派である「認知行動療法」(行動
だけでなく、学習された考え方やイメージにも目を向ける)も、プラセボとの比較実
験の結果は精神分析と似たり寄ったりである。行動療法は大学の研究室が関わってい
る場合も多いし、これに関する論文の数も多いので、行動療法の治療者たちは自分た
ちの説には確固たる科学的基礎があるとして、「古くさい」フロイト流の精神分析を
見下す傾向がある。行動療法は、恐怖症(特定の状況や対象に対するいわれのない恐
怖)などの神経症の治療に効果的だという評判を確立することに成功した。その行動
療法がプラセボとの比較実験となると恐怖反応を示すのである。どうしたわけだろう。