08/08/29 05:15:21 HH9gm4oo
[編集] 杜甫と松尾芭蕉 (ウイキより)
日本文学への影響は漢詩以外のジャンルにも大きく、特に松尾芭蕉は杜甫に
傾倒していた。『花屋日記』によると、芭蕉の遺品に『杜子美詩集』があっ
たとされており、生涯を通して杜甫を尊敬していたことが窺える。『奥の細道
』の冒頭にも杜甫の人生である道中で息を引き取りたいと、述べている。また
、同文の有名な一節である
さても義臣すぐつてこの城にこもり、功名一時のくさむらとなる。国破れて
山河あり、城春にして草青みたりと、笠うち敷きて時の移るまで涙を落とし
はべりぬ。
夏草や 兵どもが 夢の跡
は、『春望』を引用していることが窺える。だがこの詩の観点はどことなく
相違が見える。杜甫は幽閉の最中に作った詩であることにより、人の営みが
今滅ぼされてゆくを述べているが、芭蕉は滅んでしまった後であることから
日本独自の無常観が見受けられる。
○自分の過去世である、杜甫を芭蕉は尊敬していた。それは、その心情、心境
が理解できるからだろう。だから、過去の偉人でも、尊敬できる人とか、なにか
心境の解る人物なんかは、もしかして、自分と関係のある人かもしれない。
音楽もそうだけれども、自分の波長と合うから、好きになったり、感動できる。
合わないものは感動しないし、理解出来ない。私は、基本的にロックは嫌いだ。
暗い内容の演歌も好みでは無い。美しく、明るく、内容のあるものが良い。