08/05/18 08:49:30 6mE0j0Su
無情(意識のないもの、山川草木瓦など?)説法
大証国師に僧が問うた「無情なるものもまた、説法を解するのでしょうか」
国師がいった「いっもさかんに説いてやむときがない」
僧がいった「わたしにはどういうわけか聞こえません」
国師「おまえ自身には聞こえなくても他に聞こえるのを妨げることは出来ない」
僧「どうもよくわかりません、どんな人が聞くことができるのでしょうか」
国師「諸の聖者が聞くことが出来る」僧「和尚にも聞こえるのでしょうか」
国師「私にはこえない」僧「和尚が聞こえないのに、どうして無情なるもの
が説法するのを解するのを知ることが出来るましょうか」
国師「さいわい私には聞こえない。もし私に聞こえるとしたら、聖者達と
等しくなる。そうなつたら、お前は私の説法は聞こえないだろう」
僧「もしそうなら、衆生には持分がないことになります」
国師「私は衆生のために説いているのであつて、聖者のために説いている
のではない」僧「では衆生が聞いた後はどうなるのですか」
国師「もはや衆生ではない」 この問答はあつちこつちに何かが引っかかる
頭でもかんがえよう。