08/05/10 01:05:15 O+gH5lzd
イスラーム圏では日本人独特の「因果律」はまったく通用しない。
「自業自得」とか「自己責任」なる概念は、日本の土の文化の結実で、砂漠の非連続的な砂の文化にはまったく存在しない文化である。
すべてはアッラーが定めたことであり(マー・シャー・アッラー)、アッラーが定めたならば目的は成就されるであろう(イー・シャー・アッラー)。
断食月に断食できないのはアッラーが決めたこと。
礼拝する気分になれないのもアッラーが決めたこと。
このような人に対してイスラーム圏の人は「断食できなかったことにアッラーを怨むな」とか、「礼拝できなかったのはアッラーの決めたことだ、また礼拝させて下さるだろう」などと慰める。
どっちの文化が正しいかに答えは無いが、島国日本で成立した思考の限界を知っておくのは益だろう。
イスラーム圏は「聖」と「俗」の区別が無くアッラーの絶対支配下(ダール・サラーム)なので不安神経症はほとんど無いと聞く。