08/01/25 00:34:58 W4UC9HIh
>>177
たとえ話を申します。平生において、大きな悪を為した方がいるとします。
たとえば、殺人を為しました。
この方が、臨終の際、自分の罪を、ちょっとですが、悔いました。
「何も、あんなことをしなくてもよかったのではないか」
このような方は、悪も為し、善も為しました。では、没後どうなるのでしょうか?
実はこれは、凡夫にはわからないのですが、しかしそれでも、因果の理法に照らした場合、
いくら臨終に多少良い念を出したとしても、平生における大罪によって
地獄に堕ちても、首肯できるのではないかと思います。
同じ様に、平生において、弥陀をたのむという無上善を為した方は、
そのあまりにもすばらしい善行を過ぎる悪が無き故に、
極楽往生が治定致します。