07/01/04 09:17:44 PYHOcwbS
それでは、そろそろ「教会は堂々と人種差別を行うこと」
について説明しようと思います。
具体的な国名については伏せさせていただきます。
また、どの地方か、どの教会か、ということも申しません。
ご了承ください。
私が大学に入学してすぐのころですが、学内で知り合いになった外国人の友人
を教会に連れて行ったときのことです。聖体礼儀が終わったときに神父にその友人
を紹介したのですが、神父は怪訝な顔つきで私だけ引き離してこう言いました。
「あの人は今日は帰ってもらいなさい、それから再び連れてこないようにしなさい。」
理由を聞きましたところ、
「あの国の人は問題が多いから。洗礼を受けたい、と言い出すと困る。」
ということです。とっさに何のことかわからないぐらいショックを受けました。
しかし、これは人種差別としか言いようがありません。
父母にも聞いてみたのですが、「神父の言うとおりにしておきなさい」というばかりです。
それにしても何故洗礼を受けて教会が困るのかと不思議だったのですが、
両親によれば、同じ杯から同じ匙で聖体を受けることになるのだから、ということでした。
両親の差別意識にも相当ショックでしたが、なにより、教会の神父がそういうことを口にする、
ということがショックでした。
離れた土地にいる知り合いの神父がいましたので、それとなく話をしてみたのですが、
「あまり正しいことでは無いと思うが、そのように言う気持ちはわからなくない。」
というような答えがありました。
これにもがっかりしました。所属教会の神父だけに特別な差別意識があるわけでは無い、
ということですから。
これをご覧になって、どう思うか、感じるかは人によって差があるでしょう。
しかし、私は「正教会はキリスト教の教会ではないんだな」と感じました。
よく仏教のある宗派を皮肉って「葬式仏教」などと言いますが、正教会も
そのようなものではないでしょうか。