07/12/21 12:42:51 LmCyTGys
この世界でただ一人自分だけが特別な存在。
そう思える事はきっと自然な事なのだろう。
そう思える為の材料はこの時間と空間には充満しているのだから。
それが一体なんの為に振りまかれたかその起源はおそらく誰も知らない。
だが、それを受け入れてきたのは人類が紡いで来た歴史が全てを語る。
多くの人間が求める理想に近づけるのは限られた特別な存在。
そう考える事で一体何を打ち消してきたのだろう?
打ち消してきた可能性や信憑性は排除する必要は有ったのだろうか?
染まる事を義務と受け止めてはい無いだろうか。
支配者となった少数の側の定義を否定すべき事は間違いなのか?
それが間違いなのならば少数の支配者達が犯す罪は何に裁かれるのだろう。
特別と言うのが少数の括りならばそこに特別な意味など何も無い。
奴隷と皇帝に違いは有るが同じものも保有する。
奴隷はそれを知れば市民となれる。
皇帝がそれを知れば市民の支持を得る事が出来る。
特別などと区別する事は結果の範囲を狭める。
願えば奴隷は皇帝の支配を抜け出し新天地の王にもなれる。
願えばかなう刻はいつか来るかも知れない。
願わなければ、諦めてしまっては、そこから何も始まりはしない。