08/03/01 13:19:58 i8QJMbLO0
★路上生活者に生卵、被害相次ぐ…大阪・日本橋周辺
西日本有数の電器街として知られる大阪・日本橋の周辺で、路上生活者が少年グループから生卵を
投げつけられる被害が相次いでいる。支援団体の集計では昨年夏以降、約20件発生し、被害者らは
「殴られるより屈辱的で、つらい」と話している。暴行の疑いもあることから、大阪府警浪速署は
現場付近のパトロール強化に乗り出した。
日本橋のアーケード下などには、多くの電器店が閉まる午後9時ごろになると、約50人の
路上生活者が集まり、段ボールなどで作った寝床に入る。
昨年10月から寝泊まりしているという男性(50)は、1月下旬の午後11時ごろ、寝袋を目がけ、
10歳代後半とみられる3人組の少年から2~3個の生卵を投げられた。顔や衣服が汚れた様子を見て
笑いながら走り去ったという。
男性は「追いかける気力もなかった。殴られたり、けられたりするより、傷ついた」と話す。
約20年前からアーケード下で暮らす男性(64)も、昨年11月中旬、標的にされた。
午後11時ごろ、車に乗った若者2人に卵を2~3個投げられ、段ボールの家や体に当たった。
男性は「人様に誇れるような生き方をしてきたわけではないが、自分の半分も生きていない若者に、
こんな侮辱を受けるなんて……」と唇をかむ。
路上生活者の支援団体「野宿者ネットワーク」(大阪市、生田武志代表)によると、複数の
少年グループが路上生活者を襲っているとみられる。中には、汚物の入ったペットボトルや
ごみ袋などを投げつけ、「当たった」などと歓声を上げて逃げるケースもあるという。
生田代表は「少年たちは『けがをするわけではないから』という軽い気持ちでやっているのだろうが、
日ごろのうっぷんを路上生活者に向けるのは許せない」と憤り、浪速署は「被害状況が詳細に
わかれば、厳正に対処したい」としている。
少年犯罪に詳しい長谷川博一・東海学院大教授(臨床心理学)の話「過去には、ホームレスの
女性が生卵を投げてきた少年を注意したところ、逆に暴行を受けて、死亡する事件も起きている。
今回のケースも、相手に惨めな思いをさせて優越感に浸っている少年たちが、いつ犯行を
(2008年2月16日 読売新聞)