08/03/06 11:38:37 SYmnLuZ90
親父は高卒。お袋は中卒だ。親父は一生懸命働いてくれたが、貧乏だった。
俺は中学時代、新聞配達を毎朝欠かさずやって家計の足しにした。
高校に入らず働くことを考えたが、親が高校までは行っておいた方がいいと言ってくれたので、
学校の教科書を何度も復習して、通学費がかからず、学費が安いという理由で、住まいから一番
近く徒歩で行ける公立高校に合格することができた。
高校1年生の時、俺はやりたいことが見つかった。そのころ環境問題がクローズアップされてき
た時代だった。
人間が、生き物が地球で生きていくためには環境問題を解決しなくてはならない。俺は、大学で
自然環境問題を勉強したくなった。
しかし、親は反対した。高校までは行かせてやるが、卒業したら働けと。
でも大学に行きたかった。俺は毎日、朝と夕方に新聞配達をしながら、また喫茶店でのバイトなど
も週数回行いながら入学金を貯めた。それ以外の時間は1日3~4時間の睡眠時間でひたすら勉強
した。高校時代遊んだことなど一度もなかった。
しかし、大学に落ちた。私立にかよう余裕はない。また予備校に行くお金もない。毎日、朝夕新聞
配達をしながら図書館通いが始まった。相変わらず睡眠時間は3~4時間で辛かった。
そして次の年、地元にある宮廷大の農学関係の部に入学。実家からの通勤だったので、食事と住む
場所は確保できたが、入学金、授業料等のお金は、育英会の奨学金をもらい、家庭教師やその他
いろいろなバイトをして自分で稼いだ。
4年後に卒業。現在は、某官庁で環境問題にかかる仕事をしている。
給料は年代別でみて平均より50万程度多いだけで、勝ち組からはほど遠いかもしれない。しかし
自分のやりたい仕事ができる。家がビンボーでも、本当に死ぬ気になって努力すれば何とかなると
思った。
もっと自分を向上させたい。今は、技術士の資格を取ろうと月100~150時間のサビ残に耐え
ながら勉強中