08/05/19 15:06:37 ZZLI45IV
>>305
小泉八雲が、来日した当時のことを振り返って後に書いた文章だと、こんな感じで書かれていた。
安さは破滅への誘惑である。それらの商店で売られている安価な芸術品を買い占めたくなる衝動にかられてしまう。
いや、それらを店ごと、あるいは通りごと、街ごと、いっそ日本という国そのものを買いたいとさえ思ってしまう。
まぁ夢想家の八雲のことですからそのあたり割り引いて考える必要もありますが、手工業の民芸品の類でひとつ
ひとつが個性を放っていること、それらのうちどれを買うべきか迷ってしまうこと、安いからいっそその店に売られて
いる同種のものを全部買ってしまえという気になってしまうことを面白おかしく書いているといいますか。