08/03/03 01:59:28 eig6VW4M
バスケットボールプロリーグ「bjリーグ」コミッショナー、河内敏光氏の著書より、
発足時の障害を乗り越えるくだりからの引用
協会(日本バスケットボール協会)がプロ化を進められない原因は、一つ一つ挙げていけばきりがないほどに
存在するが、まず第一に挙げられるのか、チームを持つ各企業のプロ化に対する強い懸念である。
トヨタ、松下、日立といった有力企業は、いずれもバスケットチームの他にサッカーのJリーグチームを
サポートしており、このJリーグでの経験から、
「プロリーグはとにかくお金がかかって仕方がない」
という悪いイメージを持ってしまっているのである。
事実Jリーグでは、一時期の爆発的なブームも終わり、現在では毎年何億という単位の額を、かつての
母体だったスポンサー企業の補てんによってまかなっているチームもあるという。
さらにスタジアムの建設、改修、広報宣伝といった形で何十億。こうした現実から、彼らのプロスポーツに対する
拒否反応は生まれているのだ。
私(河内氏)自身、かつて、スーパーリーグ(社会人トップのバスケリーグ)に所属する企業のバスケ部長さん
たちに直接プロ化のお話をしたことがあるが、その時にもこんな答えが返ってきた。
「少なくともJリーグが収支的にプラスマイナスゼロというところまでたどり着かないと、とてもじゃないが社のトップに
プロリーグの説明はできない」
()内は引用者の補足
要するに、Jリーグは他のスポーツに害を与えている。