08/01/08 22:15:14 //8ycSHq
今日、高校であった出来事。
2限目が終わって10分休憩の時、クラスのSがいきなり
「おいN、お前さっき屁こいたやろwww」とSの前に座っているN(女子)に大声で囃し立てた。
どうせ椅子をずった音なんだろうが、「くせーww」などと一人で盛り上がっている。
(Sは決して人が悪い奴ではないが幼稚で悪ノリを好む傾向がある。頭が悪いのだ)
Nは怒りと羞恥で顔を赤くしてSに抗議し、そんな様子をクラスの半分は静観し、
残りの半分(主に男子)はニヤニヤして様子を伺っていた。
その時、Sの肩を掴んで
「いい加減にしろ。公然と女性を辱めるなど、男の風上にも置けん奴だな」とTが登場。
Tの家は代々柔道だか古武術の道場で、Tも幼少よりずっと稽古している。
その為か体格も立派で声も低く太く響き、決して大声ではないTの声が教室に響いた。
その覇気というか威圧感は大したもので、遠巻きにしている俺でもひしひしと感じた。
対峙しているSにあっては相当なもののようで、顔が強張っており、ついに気圧されて
「はいはい、すいませんでしたー」と不貞腐れたようにSに謝った。
Sはまだムッとしていたが、
「すまなかった。俺からも謝らせてくれ」と言って何故かTも頭を下げた。
「何でT君が謝るの?」とSが問うと、
「こんなんでもSは大事な友人だからな。コイツが頭を下げるなら、俺も下げる」
それを聞くとSは神妙な表情になり、もう一度「ごめん。ふざけすぎた」とNにきちんと頭を下げ、
Nも「もう、いいよ」と何とか和解した様子。
その後でSはTに「ありがとな」と声をかけ、Tは「気にするな」と自分の席に戻っていった。
程なく、次の授業が普通に始まった。