07/11/19 03:41:57 yrkaWIDe
今日、こんな例がありました。
「5歳位の子供が高い所から落ちて、顎を3~4cm切って出血が止まらない。
母親は落ちる場面を見てなかったので、頭部の打撲の有無は分からないが意識は清明。
母親は傷の処置で外科を希望。」
という事で、脳神経外科ではなく、外科中心に電話で救急病院を探すことになりました。
M病院・外科「大きい病院へ」
R総合病院・外科「うちでは子供は診られない」
総合S病院・外科「形成外科へ」
市立K病院・皮膚科「脳外科へ」
O総合病院・脳神経外科「顎は診られない」
S病院・外科&脳神経外科「子供は診られない」
↑こういう状況で断られてしまい、患者の母親は怒って電話を切ったそうです。
これもやっぱり医療崩壊なんでしょうね。
我が同僚は、患者に怒鳴られたせいか「たらい回しだよ、これは」と言ってました。
もちろん、私は否定しました。こんなのたらい回しではないよね?
電話かけてるだけなんだから。
同僚は「こんなに何軒もあって、受け入れしないなんて問題だ」「消毒してバンドエイド貼ってあげるだけでも患者は納得するかもしれないのに」
とも主張してました。
医療に関係する職場の職員がこの体たらくで、情けなくなるんです、最近。
子供の顔の怪我は、先生方、あまり受けたくはないようだね。
それと、この症例の場合、「頭部打撲があるかどうか分からない」事も、受け入れしにくい要因なんですかね。
そもそも、救急医療を受けるべき症例なんだろうか?