07/07/31 14:02:32 +SzzH8uK
>>411
ほとんど津山三十人殺しの犯人の生い立ちや犯行の経緯を綴った
ノンフィクション小説みたいなもの。
謎の女性の奇妙な依頼を受けて
辺境の村へ行った、気弱なワトソンキャラ、石岡(ホームズ役の御手洗は海外へ行ってて出番ほとんどなし)
すると、昭和に実際に起こった殺人事件を真似た殺人が次々に発生。
僕に事件を解くのなんて無理だ…と心の中で泣きつつ、
自分のことを慕う女子高生里美の存在や、御手洗からの励ましの手紙から、何とか事件解決。
御手洗への劣等感から、自信を失っていた石岡も
今回の事件で少しだけ自信を取り戻し、
自信を取り戻す後押しをしてくれた、御手洗なりの友情に感謝する。
ここからはネタバレ
犯人は二組いて、一人は里美の祖母。
動機は都井睦の血を絶やさねばならないと、都井睦の血を引く女性を殺そうとしたが、
誤って結果的に違う女性を殺してしまった。
もう一組は、里美の母の愛人とその恋人(最初に石岡に依頼をしにきた女性)
動機は里美の母と結婚したいがために、離婚を拒絶している邪魔な夫を殺するため。
他の殺人や昭和の事件を真似たのは、あくまでカモフラージュ。
恋人は男にいいように利用されていただけで、最後は死んでしまう。