08/07/27 20:13:40 V3lizmQn
最後に九州のラーメンについても。。
「沖食堂」
久留米のラーメンといえば大砲が有名ですけど、私はここがイチバン好きです。
本当に、地元に密着して愛され続けているお店で、昔ながらの店構えに昔ながらの380円というお値段。
関東のラーメン評論家なんかが食べに行って、味よりも雰囲気の効果が強いみたいなこと言ってましたけど、
はっきり言って、雰囲気抜きにしても、ここのラーメンの味はすごいです。
高級とか上質拘り素材とかそういう次元でなくて、時間が醸成した落ち着きを湛えた優しい口当たりの豚骨ラーメン。
ギトギトとかドッシリとかしてなくて、軽い食感なのに、コクとウマミの深さや持続性、自然な豚骨らしい風味の密度も完璧。
豚骨特有の臭みも他の現地のお店に比べると微かで、むしろちょうどいいアクセントになってるくらいです。
この味ばかりは、関東で気合入れて作ってる星の数ほどある豚骨ラーメン屋さんのどこにも真似できません。
もちろん、ここはお店の中の雰囲気も大好きなんですけどね。
なぜかやたら人気のあるグリンピース入りのおにぎりなんかも60円で売ってます。。
「天琴」
九州の豚骨ラーメンの元祖が久留米ラーメンなのはよく知られた事実ですけど、
熊本ラーメンの源流が、ちょうど熊本よりやや久留米寄りにある玉名ラーメンだというのを知るヒトは少ないですね。
地理的な関係そのままに、まさに玉名ラーメンは久留米ラーメンのテイストを残した熊本ラーメンです。
ここでも既に、熊本ラーメンのトレードマークとも言えるニンニクチップを入れる文化は芽生えているんですよ。
代表的なお店には、この天琴の他に、桃苑っていうのもあります。
天琴の特徴は、スープの甘みかな。もちろんここは土着の豚骨ラーメンらしい臭みも多少ありますけど。
九州のヒトの間では割と有名で、けっこう遠くから食べに来るヒトもいるようです。。