08/04/22 21:29:34
>>951
下記を参考に
ドイツの解剖学者、Julius Wolff(1836~1902年)は、
「正常にせよ、異常にせよ、骨はそれに加わる力に抵抗するのに最も適した構造を発達させる」と言い、これをウォルフの法則と名付けた。
つまり、骨に外力が加わると骨の内部に応力が生じ骨は歪むが、その応力が大きい所ほど 骨組織が増殖し部厚く丈夫になり外力に抵抗する。
反対に、応力が小さい所は骨組織が 吸収されて薄くなる。
このようにして、外力に対して最も適した骨の形態と構造が出来上がる。
このメカニズムとしては、骨が外力により歪むとそこにピエゾ電圧が発生し、陰極にカルシュウム イオンが集まり、造骨細胞により骨組織が形成されると考えられている。
骨折は外力による骨の歪みが最も大きい所に生じるのだから、手術で骨を整復した後に適当な外力を加えると、歪みが最も 大きい所、すなわち骨折部に骨の増殖が起こり、回復が促進される。
この法則は正常な骨の形成にも当て嵌まる。