05/01/01 03:52:02
東胆振沿岸でホッキ漁解禁 浜に活気「あとは価格」
東胆振沿岸のホッキ漁が一日に解禁となり、苫小牧、いぶり中央、鵡川の三漁協から約九十隻が出港、
各地区の漁港は活気に包まれた。水揚げ量全国一で知られる苫小牧漁港にも、黒々とした「市の貝」が
水揚げされ、朝焼けの浜に漁業者の笑顔が広がった。ただ、初日の価格は低調で、今後の推移に期待を
つなぐ声も出た。
同漁港では、午前三時前に苫小牧漁協所属の二十七隻が出港、ホッキを積み込んで午前五時すぎに順次、
帰港した。同漁協はホッキの産卵期に当たる五、六月を資源管理のため禁漁期に指定し、七－十一月を
夏漁、十二－四月を冬漁としている。今年の漁獲割当量は一隻あたり一四・四トン。全体で約八百トンの
年間水揚げ量を見込む。カレイやホッケなどで魚価安が続いていただけに、主力魚種のホッキに期待
する声は強い。この日、水揚げ作業に汗を流した多くの漁業者も、口々に「どれだけの価格がつくか。
そこに期待するしかない」と話した。
苫小牧公設地方卸売市場によると、同漁港で初日に水揚げされたホッキは九・一トン。四百グラムほどの
大ぶりのホッキは、最高で一キロ八百五十九円で取引されたが、全体の平均価格は同六百二円。前年比で
一割弱低いという。
URLﾘﾝｸ(www.hokkaido-np.co.jp)