07/06/27 08:45:33
批判記事:「武富士の提訴は違法」東京地裁が判断
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
2007年6月26日 20時26分
消費者金融大手「武富士」(東京都新宿区)の批判記事を書いたフリージャーナリストが「2億円もの不当な損害賠償請求訴訟を起こされ、
精神的苦痛を受けた」として、同社と当時の武井保雄会長(06年8月死去)に対し、逆に2億2000万円の賠償を求めた訴訟で、
東京地裁は「武富士の提訴は違法」との判断を示した。白石哲裁判長は「根拠がないのに批判的言論を抑圧する意図で提訴した」と指摘した。
訴えていたのは寺沢有さん。判決は、武富士がホームページで「事実無根の報道」などと記述したことも、寺沢さんへの名誉棄損と判断。
損害額を500万円と認定したが、これを超す1000万円の支払いを同社側が既に申し出ていることから、寺沢さんの請求は棄却した。
判決などによると、寺沢さんは03年5~7月発行の週刊誌で批判記事を執筆。同社は直後に「事実無根で名誉棄損」と提訴した。
武井元会長は03年12月に電気通信事業法違反(盗聴)容疑で逮捕され、同社は04年2月に請求を放棄した。