08/06/18 06:35:49
…惑星X、日本人は関心無いのかな。
俺は冥王星はずしの「惑星が増えすぎるかも」という本末転倒な理屈こそがおかしいと思う。
大和星(勝手に命名)が惑星と認定されたとしても、似た星が次々と見つかった場合、大和星型は真っ先にはずされるということ。
現にその可能性は高い。
1AU = 太陽⇔地球
カイパーベルト(30~48AU) →小惑星帯の数百倍「何か」ある。冥王星もこれ
オールトの雲(1万~10万AU) →実は太陽以外の「太陽系の大半」がこれ。全く不明
散乱円盤天体(上記2つの間) →最近「何やら」色々見つかってる。大和星もこれ
増えるのが嫌なら他にも分別方法があった。
(1)地球の半分以下の、小さい惑星(水・冥)を“準惑星”としてはずそう
(2)ガス型は恒星の出来損ないという解釈も出来るから、木星型を“恒惑星”としてはずそう
(3)あるいは木星型を「星」ではなく、“密度が異常に高い星間ガス区域”と解釈
特に(2)(3)は(一見非常識だが)科学的には理に適っている。“近くにゴミがない”よりは。
欧州人の間でこうした議論は100%起こらない。
なぜなら水金火木土は、彼らの宗教で特別な意味を持つから。
2006年の騒動は「惑星が増えすぎる場合は、新しく見つかった側を潰す方向で定義を書き換えます」ということ。
「押し付けるアメリカ」と「冷静な欧州」を演出していたが、そんな単純な二極構造ではない。
新たな条項「自らの軌道上から他の天体を一掃している」(大きさは無関係)
ある程度の大きさがあれば自然と引き合うから必然的に大きいはず、というものである。
だが公転周期が長すぎると天体同士で淘汰するのに時間がかかるため、事実上の新惑星潰しとも言える。
つまり大和星も近くに“ゴミ”があれば(観測技術が進み発見されれば)惑星ではなくなる。
IAU総会で冥王星はずしに日本は反対するべきだった(対米追従とか関係なく)。
せめて「多くなりそうだから減らす方向に定義を作ろうというのは、科学倫理としていかがものか」と発言するだけでも良かった。
まさか自分が新惑星を発見するとは思いもしなかったのだろう。
よく知らないのに反米意識からIAUに賛同した人は反省して欲しい。